水質基準とその概要について

 

平成15年度に実施された改正

 水道法第4条に基づく水質基準が見直されて10年ぶりに改正され、平成16年4月1日から施行されました。
 この改正で旧水質基準項目中の9項目が除外され、替わりに13項目が追加されて全50項目になっています。
 また、旧基準で水質基準を補完する項目として設定されていた、「快適水質項目」、「監視項目」が廃止され、新たに「水質管理目標設定項目」、「要検討項目」が導入されました。 

 

平成19年度に実施された見直し

 この改正は平成20年度より施行されます。

  • 水質管理設定項目であった「塩素酸」が水質基準項目へと移行、追加となり、水質管理目標設定項目からは削除されました。水質基準項目は50項目から51項目に増加しています。
  • 水質管理目標設定項目に「従属栄養細菌」が追加されました。ただし上記「塩素酸」が削除のため、実質項目数は変わりません。
    農薬類の対象農薬に「フィプロニル」が追加され、全102項目となっています。

 

平成20年度に実施された見直し

 この改正は平成21年度より施行されます。

  • 水質基準項目から「1,1-ジクロロエチレン」が削除されました。
    水質管理目標設定項目であった「トランス-1,2-ジクロロエチレン」が水質基準項目へと移行し、「シス-1,2-ジクロロエチレン」と合わせて規制されます。今までシス型、トランス型それぞれで0.04mg/L以下であった基準値、目標値が、合わせて0.04mg/L以下の基準値となります。
    「有機物(全有機炭素(TOC)の量)」に係る基準値が5mg/L以下から3mg/L以下へと強化されました。
    この見直しで水質基準項目は51項目から50項目になっています。
  • 水質基準項目の見直しに伴い、「トランス-1,2-ジクロロエチレン」は水質管理目標設定項目からは削除されました。また、基準項目から削除された「1,1-ジクロロエチレン」は水質管理目標設定項目に追加となり、新たに目標値が設定されています。
    「アルミニウム及びその化合物」が水質管理目標設定項目に追加され、基準値より強化された目標値が設定されました。
    「ジクロロアセトニトリル」と「抱水クロラール」の暫定目標値が強化されました。
    農薬類の対象農薬である「EPN」と「クロルピリホス」の目標値が強化されました。
    この見直しで水質管理目標設定項目は30項目に増加しています。ただし2項目は削除されているため、実質28項目です。

 

平成21年度に実施された見直し

 この改正は平成22年度より施行されます。

  • 「カドミウム及びその化合物」の基準値が強化されました。
  • 「1,1,2-トリクロロエタン」が水質管理目標設定項目から削除されました。
    農薬類の対象農薬である「イソプロチオラン」、「ジチオピル」、「メフェナセット」、「ブロモブチド」、「エスプロカルブ」及び「ピリプロキシフェン」の目標値が変更されました。
    この見直しで水質管理目標設定項目は実質27項目となります。

 

平成22年度に実施された見直し

 この改正は平成23年度より施行されます。

  • 「トリクロロエチレン」の基準値が強化されました。
  • 「トルエン」及び、農薬類の対象農薬である「ペンシクロン」、「メタラキシル」、「ブタミホス」及び「プレチラクロール」の目標値が変更されました。

 

平成24年度に実施された見直し

 この改正は平成25年度より施行されます。

  • 農薬類の分類の見直しが行われ、対象農薬が120項目に変更されました。

 

平成25年度に実施された見直し

 この改正は平成26年度より施行されます。

  • 水質管理設定項目であった「亜硝酸態窒素」が水質基準項目へと移行、追加となり、水質管理目標設定項目からは削除されました。水質基準項目は50項目から51項目に増加しています。
  • 「アンチモン及びその化合物」と「ニッケル及びその化合物」の目標値が変更されました。
    農薬類の対象農薬である「オキサジクロメホン」、「オリサストロビン」、「カズサホス」、「グルホシネート」、「ジチオカルバメート系農薬」、「チアジニル」、「トリクロルホン(DEP)」、「ピラクロニル」、「フェントラザミド」、「ベンゾビシクロン」、「メコプロップ(MCPP)」及び「メタム(カーバム)」の目標値が変更されました。
    この見直しで水質管理目標設定項目は実質26項目となります。

 

平成26年度に実施された見直し

 この改正は平成27年度より施行されます。

  • 「ジクロロ酢酸」及び「トリクロロ酢酸」の基準値が変更されました。
  • 「フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)」及び農薬類の対象農薬である「1,3-ジクロロプロペン(D-D)」及び「オキシン銅(有機銅)」の目標値が変更されました。

 

平成27年度に実施された見直し

 この改正は平成28年度より施行されます。

  • 農薬類の対象農薬である「アシュラム」、「ジクロベニル」、「ダイアジノン」、「トリシクラゾール」、「フェニトロチオン」及び「マラチオン」の目標値が変更されました。

 

平成28年度に実施された見直し

 この改正は平成29年度より施行されます。

  • 農薬類の対象農薬である「ピロキロン」、「ベンゾフェナップ」の目標値が変更されました。
    「ダゾメット」、「メタム(カーバム)」と、要検討農薬類「メチルイソチオシアネート(MITC)」を統合して、対象農薬の「ダゾメット、メタム(カーバム)及びメチルイソチオシアネート」とし、目標値が設定されました。
    農薬類の対象農薬に「テフリルトリオン」が追加されました。

 

水質基準の概要

水質基準項目(51項目)
 法令で、適合しなければならない水道水の基準値が定められ、検査が義務付けられている項目です。

水質管理目標設定項目(26項目)
 水質基準として設定しない項目であっても、一般環境中で検出されている物質、使用量が多く今後水道水中で検出される可能性がある物質等で、水質管理上留意し、関係者の注意を喚起すべき項目です。

要検討項目(47項目)
 毒性評価が定まらない、浄水中の存在量が不明等の理由により、基準及び管理目標設定項目いずれにも分類できないが、次の見直し時に判断できるよう、必要な情報、知見の収集に努めるべき項目です。

 

 

 上記項目のうち、検査が義務付けられている水質基準項目について、基準項目として指定されている、それぞれの項目(物質)の水質基準値とその概要を、下のPDFファイルに掲載していますのでご覧下さい。

 

水質基準 [44KB pdfファイル]   

水質基準項目の概要 [122KB pdfファイル]