国内で麻しん患者の発生が続いています

平成30年3月23日、沖縄県内を旅行中の台湾からの旅行客が麻しんと診断されたとの報告がありました。以降、この患者と接触歴のあった二次感染例を中心に、沖縄県内では麻しん患者の発生が続いています。

4月12日愛知県から、3月28日から4月2日の期間に沖縄県に旅行歴のある10代男性患者の報告があったことが、報道発表されました。

5月には、今年になって兵庫県内で初めてとなる修飾麻しん患者(※)が確認されました。

麻しんを疑う症状がある場合は、速やかに病院へ事前に電話連絡をし、麻しんの疑いがあることと、現在の症状を告げ、周囲に感染を広げないように病院の指示に従い受診してください。また、受診の際はできる限り公共交通機関の利用は控えましょう。

 

※修飾麻しんとは

 幼少時に1回のみワクチンを接種しているなど、麻しんに対する免疫が不十分な人が麻しんウイルスに感染した場合、軽症で典型的ではない麻しんを発症することがあり、このような麻しんを「修飾麻しん」と呼びます。潜伏期間が長くなったり、高熱が出ない、発熱期間が短い、発疹が手足だけで全身には出ないことがあります。感染力は典型的な麻しんに比べて弱いといわれていますが、周囲の人への感染源になるので注意が必要です。

 

海外へ渡航予定の方へ

 海外では、麻しんが流行している国があります。東南アジア、欧州等麻しんの流行国へ渡航される際は、麻しんの免疫があるか確認しましょう(罹患歴・予防接種歴)。また渡航先だけでなく空港でも、色々な国の人と接する機会がありますので、注意が必要です。

 海外渡航前の必要な予防接種に関してはFORTH(厚生労働省検疫所ホームページ)でご確認ください。

 

関連情報

兵庫県 ホームページ

沖縄県 ホームページ

沖縄県へご旅行・ご出張を予定されている皆様へ [100KB pdfファイル] 

愛知県 ホームページ

名古屋市 ホームページ

麻しんに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)

麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方 [185KB pdfファイル] 

 

麻しん(はしか)とは

 麻しんは麻しんウイルスによっておこる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強い疾患で空気感染、飛沫(咳やくしゃみ)接触感染、いずれの方法によっても感染します。

 

症状の現れ方

◆潜伏期間は、10日から12日。

◆最初は発熱、咳、鼻水など風邪のような症状が現れ、38度以上の発熱が数日続きます。病気の経過中、一番感染力が強いのがこの時期です。その後いったん解熱傾向を示しますが、すぐに耳の後ろから発疹が現れるとともに39度以上の発熱となり、その後顔面、体幹、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復に向かいます。

◆肺炎、中耳炎を合併することが多く、重症の場合、脳炎を引き起こすこともあります。

◆麻しんウイルスに感染後、とくに学童期に発症することの多い中枢神経疾患として、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)があります。知能障害、運動障害、ミオクローヌスなどの症状を示し、発症から平均6から9か月で死亡する進行性の予後不良の疾患です。発症頻度は麻しんにかかった10万人に1人程度と言われています。

 

予防方法

 ワクチンを接種して、発症そのものを予防することが最も重要です。予防接種を受けることで95%以上の確率で麻しんウイルスに対する免疫を得ることができます。

 <定期予防接種の対象年齢 >

  第1期 生後12月から24月に至るまで

  第2期 小学校入学前年の4月1日から入学年の3月31日まで

  高砂市ホームページ 「子どもの予防接種」

 

関連情報

◎ 兵庫県ホームページ 麻しん(はしか)について

◎ 厚生労働省ホームページ 麻しん・風しん

◎ 国立感染症研究所ホームページ 麻しんとは

兵庫県感染症情報センターホームページ

FORTH(厚生労働省検疫所ホームページ)