史跡保存活用計画の策定

 高砂市では、国史跡「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」を適切に保存管理し、積極的な活用整備を推進するために、平成29年3月に『史跡保存活用計画』を策定しました。

 『史跡 石の宝殿及び竜山石採石遺跡保存管理計画』[44666KB pdfファイル] 

 

史跡の紹介

 平成26年10月6日付で文部科学大臣は「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」を、国の史跡に指定しました。国の史跡指定は、市内で初めてのことです。 

    

             [石の宝殿と竜山遠景] 

 

石の宝殿とは

 石の宝殿は、阿弥陀町生石にある生石神社のご神体で、「浮き石」や「日本三奇」の一つとも呼ばれています。

 一辺5mを超える巨大な直方体の石造物で、背面には突起がついています。国内でも他に類例がなく、大変貴重な文化財です。生石神社境内にある建築や石造物、古墳(竜山1号墳)も、石の宝殿とあわせて、国指定史跡となりました。

 奈良時代の『播磨国風土記』に、家の形をした「大石」として登場し、少なくとも1300年以上前から存在していたことがわかっています。しかし、なぜ、だれが、何のためにつくったのか、神がつくった神殿説や、大王の石槨(せっかく)説など、謎を残したまま、さまざまな諸説が展開されています。 

     

    [石の宝殿前面]       [石の宝殿後面]         [竜山1号墳]

竜山石採石遺跡とは

 竜山の山中に点在する竜山石を採石した遺跡です。

 竜山石とは今から約9000万年前に形成された凝灰岩で、古墳時代から現在まで約1700年間採石され続けています。高品質で加工に適した石材として様々な石造物の製作に使われてきました。古墳時代の大王の棺や江戸時代の建築材などに利用されてきました。竜山石の製品は、西日本各地に流通し、石の文化を形成しているといえます。

 竜山全体で160箇所以上の採石遺構があり、今回そのうちの31箇所が国指定されました。     

      

 [採石遺構:竜山15地点]                  [採石遺構:竜山31地点]

(※山中には危険箇所もあるので立ち入りには十分に注意して下さい。)

 

 観涛処とは

 江戸時代の天保7年(1836)年に、姫路藩の命で景勝地として「觀 濤 處」の三大字が崖面に掘られました。観涛処の上からは南方の海を見渡すことができます。江戸時代以降、石の宝殿とともに名所として参詣ルートにもなっていました。

 製作された当時の採石・加工の技術を残す遺構としても評価され、あわせて国史跡となりました。 

                                                                           

観光案内のページへ ⇒  石の宝殿 竜山石 観涛処 

市内の文化財一覧はこちら