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平成29年3月高砂市議会定例会
施政方針・提案内容の概要説明

1.はじめに

今年の冬は例年にない寒波が襲来するなど厳しい寒さが続きましたが、このところの陽気に誘われ梅の花が見頃を迎えております。春の訪れが感じられる季節になってまいりました。

本日ここに、3月定例市議会を開催いたしましたところ、議員の皆様にはご出席を賜り、誠にありがとうございます。

平成29年度の施政方針及び提案内容の説明に先立ちまして、一言申し上げます。

3月1日から市内29店舗を含む全国のコンビニエンスストアにおきまして、住民票等の証明書の自動交付を開始いたします。早朝や夜間、休日など業務時間外でも取得ができ、市民の皆様の利便性が高まるものと期待しております。

ふれあい収集が4月から始まります。ひとり暮らしの高齢者や障害のある方など、ごみ出しが困難な世帯に対して、ごみの戸別収集及び補助的な安否確認を行い、安心して暮らせるように生活を支援してまいります。

高砂市行政経営プランにつきましては、平成28年12月末に決定をいたしました。この行政経営プランに基づき、成果重視の行政運営、財政の健全化の維持、組織の風土改革と人材育成について、取組みを進めてまいります。

公共施設等総合管理計画につきましては、平成29年1月に策定をいたしました。各施設の老朽化度、利用状況、維持管理コスト、設置目的等を総合的に検討しながら個別計画を作成してまいります。

第2次高砂市環境基本計画につきましては、「自然・まち・ひとが共生する高砂~水と緑が将来に続く~」を基本理念として平成29年2月に策定をいたしました。市民の皆様と協働し、環境の保全及び創造を目指してまいります。

また、本市におきましても人口減少・少子高齢化が進む中、多様な課題が増えてきていることから、多くの知的資産や人材を有する兵庫大学及び明石工業高等専門学校と緊密な連携及び協力関係を構築するため、包括的な連携協力に関する協定を締結いたしました。この協定締結により、まちづくりの各分野において、行政サービスの向上及び高砂市の新たな魅力を再発見し、課題解決とともに地方創生につなげてまいります。なお、兵庫県立大学とも協定締結に向けて協議を進めております。

次に、懸案事項の現状と方針としまして、アスパ公園問題については、高砂商業振興株式会社からの申出の金銭解決を一つの選択肢として今後の協議を進めてまいります。

西友跡地につきましては、株式会社アスクプランニングセンターに対して、食品販売の早期オープン及び市内商業者の意向の反映を要望しておりますが、進捗がない状況であります。今後も情報収集に努め、早期開業を求めてまいります。

また、米田多目的広場の条例化につきましては、現在、作業を進めております。庁内での協議が整い次第、提案したいと考えております。

それでは、平成29年度の予算案を始め、諸議案をご審議いただくにあたりまして、私の市政運営に対する所信の一端と主要な施策の概要をご説明申し上げ、市民の皆様並びに議員の皆様のご理解を賜りたいと存じます。 

2.現状認識 

本市を取り巻く状況について申し上げます。

国における平成29年度地方財政計画においては、その規模は、86.6兆円と前年度比0.9兆円の増となっております。また、水準超経費を除く一般財源総額は60.3兆円と前年度とほぼ同額となっており、これは平成27年のいわゆる「骨太の方針」に基づき、実質的に確保されているものであります。地方交付税と臨時財政対策債の合計においては、前年度とほぼ同水準が確保されております。今回のポイントとしては、「公共施設等の適正管理の推進」があげられます。これは、従来からある公共施設等の集約化・複合化等の推進による適正配置に加え、熊本地震の被害状況を踏まえた庁舎機能の確保として市町村役場機能緊急保全事業が追加されました。この事業は、起債の充当率や交付税措置率が手厚く、今後予定している新庁舎建設事業に活用できるものと考えております。

本市においては、平成28年度に続き安全・安心の確保を始めとする重要課題の積極的な対応が求められております。このような状況の中で、歳入においては、法人に対する実効税率の引下げ、法人市民税の一部を国税化する法人課税の改正による減収に加え、消費税率の引上げ延期による地方消費税交付金の増収が見込めないものとなっております。一方、歳出においては、扶助費等の社会保障経費の増加、公共施設の老朽化への対応に加え、浸水対策事業、広域ごみ処理施設建設事業、新庁舎建設事業、中学校給食事業などの大型事業が集中してまいります。これらのことから、財政調整基金の取り崩しに伴う残高の減少、並びに地方債の発行による元利償還金の発生など、厳しい財政運営と予想されますが、抑制すべきところは抑制し、実施すべき事業は強い意志をもって進めてまいります。

これらの現状認識を踏まえ、平成29年度は、市民の皆様が夢と希望を持てる「生活文化都市高砂」の実現に向けて、第4次高砂市総合計画後期基本計画とたかさご未来総合戦略を連動させながら積極的に事業を展開するとともに、高砂市が将来にわたって持続的に発展できるように、堅実で安定した運営をしてまいります。 

3.昨年を振り返って 

昨年は、時間的・空間的に豊かさが続くさまを意味する、悠然の「悠」をテーマに定め、まちに笑顔と活力があふれ、いつまでも元気な高砂市がはるかな未来まで続く道筋をつくっていくための事業に取り組みました。

安全・安心の確保では、高砂浄化センターポンプ施設や島の川ポンプ場の建設に着手するとともに、鹿島川・松村川河川整備計画に基づき、橋の架け替え工事及び河床掘削工事を実施しました。引き続き総合治水の観点から浸水対策に取り組んでまいります。また、消防・救急体制の充実強化を図るため、救急車の更新、消火栓の更新整備を行いました。

元気な「まち」の創出では、「地域包括ケア病棟」と「在宅医療・介護連携支援センター」が連携し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、在宅医療支援を行っております。併せて、地域包括支援センターに認知症初期集中支援チームを編成するなど、地域包括ケアシステムの実現に向け取り組みました。また、明姫幹線南地区の住民等の参画と協働による計画的な土地利用を図るため、まちづくり推進条例に基づき、地元住民等による「まちづくり協議会」が設置されました。さらに、将来にわたる住民の安全・安心のもと高砂市臨海部の活性化を目指した高砂西港再整備事業が完了し、また、商業・観光振興とともに地域の活性化を目指して「高砂観光交流ビューロー」の発足を支援いたしました。

「ひと」の定着・還流・移住の流れの創出に向けては、市内の民間賃貸住宅に入居する新婚世帯を支援する「新婚世帯家賃等補助金」を創設しました。また、兵庫県・市町合同による移住相談会などに参加するとともに、子育てにやさしい施策を始めとする行政サービス、高砂市の魅力を発信する事業など各施策を総合的にバランスよく実施することで、移住・定住の促進を行っております。

子ども・子育て・若者等への支援では、小中学校における情報教育を推進するための教育用コンピュータ機器の整備、及び小中一貫教育の推進に向けた取組みを引き続き行うとともに、梅井保育園については、幼保連携型認定こども園への移行に向けて事業に取り掛かっております。また、たかさご未来総合戦略を推進する市民活動団体の設立や事業活動を支援する「未来戦略推進活動支援補助金」を創設し、市内在住・在勤の若者世代が地域で活躍できる場づくりを進めております。

生活文化の創造では、市民の皆様が待ち望んでいた新図書館がオープンしました。平成29年4月には来館者数が予想を大幅に上回る、50万人に達する見込みであります。また、旧生石宿泊センターを改修し、教育センターを移転しました。

高砂にこにこポイント制度事業については、健康増進、参画と協働の推進、文化・スポーツの振興などの行政サービスや市民活動に対して、ポイントの付与を開始しました。これにより市民の皆様の健康づくりや市政及び各種事業への参加を促進し、地域活性化につなげてまいります。なお、3月11日には、貯まったポイントを使って参加することで、高砂市ゆかりの賞品が当たる第1回抽選会を文化保健センターにて行います。

市民病院事業については、経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しの3つの視点に、地域で果たす役割を加えた新改革プランを策定し、病院改革を進めております。

また、ごみ処理の広域化については、広域ごみ処理施設整備・運営事業にかかる建設工事請負契約及び運営業務委託契約を事業者と締結いたしました。平成34年度の施設稼働に向け、加古川市、稲美町、播磨町とも協議しながら、着実に事業を推進してまいります。 

4.平成29年の運営テーマ 

平成29年の運営テーマを、物事の核心を捉え、正しく知り理解することを意味する「智」と定めました。高砂の「智」を結集し智慧と工夫と行動をもって、未来を見据えて現状の改善・改革を行い、「市民満足度の高い新しい高砂」を創ってまいります。

また、予算編成につきましては、「ふるさと力を高める予算」と位置付け、伝統と未来への投資を行うことを旨としました。 

5.平成29年度予算の概要 

まず、歳入において、市民税につきましては、前年度当初予算額に比べ6億600万円の減額を見込んでおります。

また、普通地方交付税につきましては、前年度当初予算額に比べ7,000万円増の12億3,000万円を計上しております。

一方、歳出においては、「安全・安心なまちづくり」「元気な『まち』の創出」「『まち』の魅力アップ」「人口減少の抑制」「人口減少に応じたまちづくり」の5つのテーマを設け、重点化を図りました。

今回提案いたしております平成29年度一般会計予算案は、330億2,700万7千円、また、特別会計4会計で221億91万3千円、企業会計4会計で208億2,722万6千円、全会計を合わせまして総額759億5,514万6千円であります。 

6.平成29年度の重点施策 

平成29年度については、「生活文化都市高砂」の実現に向けて、福祉力、教育力、安全力、文化力、活力の5つの力を総合的に高めることで、急速な少子・高齢化社会の進行や人口減少に対応し、将来世代を含む市民の皆様のくらしと安全・安心を守り、今後の高砂市の成長につなげてまいります。その取組みとして、次の5つのテーマにおける重点施策を実施し、第4次総合計画後期基本計画、たかさご未来総合戦略を着実に推進してまいります。 

(1)安全・安心なまちづくり

安全・安心の確保は、本市にとって最優先の課題であり、浸水対策を始め、震災などの自然災害から市民の皆様の生命、身体及び財産を守るための施策、事業を引き続き実施してまいります。また、災害対応の拠点となる新庁舎の建設を推進するとともに、くらしを守る防犯対策、子どもの安全確保対策や環境整備を進めてまいります。併せて、地域包括ケアシステムの構築・推進を始め、福祉施策の充実を図ってまいります。

浸水対策については、浸水対策計画に基づき、雨水ポンプ場の建設及びポンプ場の長寿命化工事を行うとともに、雨水管渠などの整備を実施いたします。

鹿島川・松村川河川整備計画に基づき、護岸改修工事及び橋の架け替え工事に伴う周辺整備を行うとともに、高潮対策として、堤防改築工事、一般廃棄物最終処分場変更工事を実施いたします。

ため池・用排水路については改修事業を進めてまいります。なお、市ノ池については、阿弥陀東部水利財産管理会から寄附を受けております。

浸水被害解消に向けた取組みとして雨水貯留施設の設置に対する助成を引き続き行います。

北浜町牛谷の急傾斜地における落石防止事業では、落石防止工事の完成を目指します。

災害避難時に必要となる生活用水の水源を確保するため、既に井戸が設置されている阿弥陀小学校を除く9小学校に井戸を設置いたします。

新庁舎建設については、新庁舎建設に係る基本設計業務及び実施設計業務の事業者を決定いたしました。今後、市民及び議員の皆様からのご意見も聴きながら設計業務を進め、市民の皆様にとって利便性が高く、また多様化する行政ニーズに迅速かつ的確に対応できる庁舎の建設を進めてまいります。

市営住宅については、再生マスタープランに基づく解体計画により、今市住宅外4住宅の木造空家住宅について、防犯・防災及び景観の観点から解体工事を実施いたします。

橋りょうについては、近接目視による定期点検を実施するとともに、昨年12月に見直した「高砂市道路橋長寿命化修繕計画」に基づく設計及び工事を行います。また、橋りょう耐震化計画に基づき高砂大橋の耐震補修工事を行います。

消防・救急体制については、救命率の向上を図るために救急救命士、認定救命士の養成など、計画的に充実強化に努めるとともに、化学消防ポンプ自動車を更新いたします。

消火栓の維持管理については、引き続き水量水圧調査を実施するとともに、支障のある消火栓は、早急に更新し、迅速かつ的確な消火活動ができるよう整備してまいります。

公共施設への防犯カメラ設置については、設置計画に基づき平成28年度から進めております。この設置計画を平成29年度に改めて見直し、市民の皆様のさらなる安全の確保に努めてまいります。

福祉施策においては、誰もが住み慣れた地域で安心して、健やかで自立した生活が送れるよう支援する「第3期高砂市地域福祉計画」「高砂市高齢者福祉計画及び第7期高砂市介護保険事業計画」及び「第5期高砂市障害福祉計画兼障害児福祉計画」を平成29年度に策定いたします。また、介護予防給付の一部と介護予防事業が平成29年4月から介護予防・日常生活支援総合事業に再編されることに伴い、「通所型サービス事業」「訪問型サービス事業」「介護予防ケアマネジメント事業」など多様なサービスを実施し、地域包括ケアシステムの充実を図ってまいります。

臨時福祉給付金給付事業については、消費税率の引き上げによる影響を緩和するため、低所得者を対象に給付支援いたします。

(2)元気な「まち」の創出

市民の皆様の日常生活を支える都市機能の利便性と快適性が向上する取組みを進めてまいります。また、雇用の促進及び拡大、産業や観光の振興の充実・強化を図ることで、質の高い元気な生活機能を創出してまいります。

道路整備では、点検調査結果に基づき、幹線及び準幹線道路並びに一般市道について補修工事を行うとともに、宮前幹線道路における道路構造物の補修設計及び北脇・牛谷準幹線道路の擁壁補修工事を、また曽根103号線については、引き続き道路及び水路の整備を行います。

狭あい道路については、引き続き狭あい道路整備要綱に基づき、日常生活の利便性、生活環境の向上を図るため、市民の皆様の理解と協力を得て、道路幅員確保及び整備を進めてまいります。

小松原地区については、都市再生整備計画に基づき、組合施行による土地区画整理事業並びに道路の新設及び細街路整備工事等を実施いたします。

福祉、教育、地域活性化など、ふるさと「高砂」の未来づくりを応援したい方からの寄附を、より受けやすい環境に整備するため、ふるさと寄附金システムを更新いたします。

「松右衛門はん布」を高砂発祥のブランドとして未来につなげ、地場産業として育成していくため、織職人の育成支援に要する補助を引き続き実施いたします。なお、昨年問題化いたしました工楽三氏と特定非営利活動法人高砂物産協会との松右衛門はん布の製造商品販売については、今後協力していくとの合意がなされております。

高砂市の持つ歴史、町並み、芸術・文化などを生かしたイベントを始め、地域活性化事業及び高砂市をPRする各種プロモーション事業等を効果的に実施するため、各種団体の事務局を集約化した高砂観光交流ビューローの運営並びに事業の推進を支援してまいります。

史跡整備事業については、平成28年度に策定する「史跡石の宝殿及び竜山石採石遺跡保存活用計画」に基づき、史跡整備計画を策定いたします。また、講演会を開催するなど、市民の皆様に対して国史跡の周知及び文化財への理解を図ってまいります。

工楽松右衛門旧宅保存整備事業については、工楽松右衛門や工楽家の業績を示す、古文書の調査を引き続き実施いたします。また、高砂・堀川周辺地区整備事業については、今津町を中心とした道路整備設計を実施いたします。 

(3)「まち」の魅力アップ

次代を担う子どもたちのために、子育て世代への支援を充実させるとともに、3歳児教育を導入するなど教育の質と量の向上により一層取り組み、教育環境の充実を図ってまいります。小中学校における教育については、学校と保護者や市民の皆様がともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、子どもたちの豊かな成長を支える学校づくりを進める「学校運営協議会」の設置に向けて調査・研究してまいります。また、市民活動の活性化を促進するとともに、健康増進やスポーツの振興、地球環境への配慮や身近な生活環境の改善、歴史文化の再認識と文化芸術の振興のための施策を推進してまいります。

子ども・子育て支援事業計画の中間見直しに伴い、ひとり親家庭等自立促進計画を盛り込み、さらに若者支援計画を加えた、総合的な「(仮称)高砂市子ども・子育て・若者支援事業計画」を策定いたします。

世代を超えた交流、子育て支援及び身近な憩いの場として、小松原地区に土地区画整理事業に併せて公園を整備いたします。

学校給食については、平成28年度に策定する「第2次高砂市食育推進計画」に基づき進めるとともに、各中学校に給食を提供するにあたり、学校給食センター建設に向けての設計事務及び各中学校に荷受室及び配膳室を増築する設計を行ってまいります。また、複雑化する児童生徒の問題に対して、福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーを配置し、教育支援体制を充実いたします。

コミュニティ活動の活性化や社会参加の拡大を促進するため、集会施設整備費補助事業として、集会施設の新築・大規模修繕などに要する整備費用を支援いたします。

水道事業では、安全・安心な水道水の供給に努めるとともに、更新計画に基づき、老朽化施設の更新や配水管の耐震化を実施し、災害に強い水道施設にしてまいります。

下水道事業では、快適な生活環境の確保を目指すための汚水整備、浸水被害防止のための雨水対策、また施設の計画的な更新を実施し、安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。

病院事業については、昨年3月に新改革プランを策定し、市民病院の果たすべき役割として「地域包括ケア病棟」の開設とともに、地域医療支援病院の承認要件の取得を掲げ、二次医療圏域における「病院完結型」から「地域完結型」への円滑な移行に取り組んでおります。 

(4)人口減少の抑制

若者や女性、高齢者など誰もが社会に参画し、地域で活躍できる場づくりを進めるとともに、若い世代の流入につながるよう、出会いから結婚・妊娠・出産・子育てへの切れ目のない支援など少子化・人口減少を克服する取組みを行ってまいります。さらに、市内で働く方及び新たな住まいを探されている方に高砂市に住んでいただけるように、また、就職や結婚などによって市外へ転出された方に戻っていただけるように、移住・定住を促進する施策を進めてまいります。

新たな組織として、平成29年度から子育て世代及び若者世代に対する施策並びに男女共同参画・女性活躍、移住・定住を包括的に進めるため、「こども未来部」を設置し、子育て世代や若者、女性に対する施策の推進や相談対応する部署をまとめることで市民サービスの向上を図ってまいります。

女性活躍推進事業については、女性活躍に関する意識の醸成や様々な分野からの意見を活かして施策の充実を図るため、「たかさご女性活躍推進会議」を設置いたします。

移住・定住促進事業として、市内に社宅等を整備した企業と戸建て住宅等を新築する新婚及び子育て世帯に対して、税制措置による固定資産税新築軽減額と同額の奨励金を支援いたします。

安心して育児に取り組めるよう、妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を実施するため、子育て世代包括支援センターを文化保健センター内に設置するとともに、支援事業として、10か月健康診査等を実施してまいります。

国民健康保険加入者の健康保持と医療費の適正化を図るため、医療費分析、特定健診・特定保健指導結果分析、将来推計などを実施し、「第2期高砂市国民健康保険データヘルス計画」と「第3期高砂市特定健康診査等実施計画」を一体的に策定いたします。 

(5)人口減少に応じたまちづくり(未来につながる「まちづくり」)

持続可能な地域社会の実現に向けた新しいまちづくりに取り組むとともに、行政経営プランに基づき、戦略的な自治体経営により、行政の経営化を進めてまいります。また、将来を見据え、公共施設等のあり方など新たな課題への対応を行うとともに、市域を越えた広域行政施策の充実を図っていくことで高砂市の総合力をアップさせてまいります。

JR曽根駅周辺整備事業では、JR曽根駅南側からのアクセス改善として、県道曽根阿弥陀線歩道橋へのエレベータ設置及び駅前広場整備の実施設計を行うとともに、JR曽根駅南側の市道整備として、南池・時光寺準幹線道路の改良工事を実施いたします。

都市計画については、都市における合理的で調和のとれた土地利用の実現を目指し、土地利用の現況や動向を踏まえ、用途地域の見直しを実施します。また、都市全体の構造を見直し、居住及び都市の生活を支える機能の誘導や公共交通との連携による、コンパクトシティを構築するための「立地適正化計画」を平成31年度策定に向けて取り組みます。

住宅施策については、住生活基本法に基づき定められている「住生活基本計画・全国計画」及び「兵庫県住生活基本計画」を踏まえ、高砂市の地域特性等に配慮した「住生活基本計画」を策定し、豊かな住生活や住環境の実現を図ってまいります。

空家等対策については、社会問題となっている空家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため、実態調査の結果に基づき、「空家等対策計画」を策定いたします。

ごみ処理の広域化については、平成34年度の稼動に向けて広域ごみ処理施設の建設を進めるため、現美化センター内既存施設の解体に着手するとともに、新施設の基本設計・実施設計を行います。また、新施設の建設工事中及び稼動開始後における環境の保全に努めるため、施設周辺の道路整備を実施してまいります。 

7.提出議案 

(1)平成29年度関係

本定例市議会には、先ほどご説明しました予算議案9件を始め、事件議案2件、条例議案14件を提案しております。 

まず、事件議案であります。

高議第1号及び高議第2号につきましては、市道路線の認定及び変更することについて同意を求めるものであります。 

次に、条例議案であります。

高議第3号につきましては、高砂市個人情報保護条例等において、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、同法の引用条文等について、必要な改正を行うものであります。

高議第4号につきましては、職員互助会に対する返還請求に係る住民訴訟の判決確定による対応及び不当利得金等返還請求事件判決確定後の対応について調査審議するための委員会を設置するにつき、高砂市職員互助会問題対応検討委員会条例を定めるものであります。

高議第5号及び高議第6号につきましては、高砂市職員の勤務時間その他の勤務条件に関する条例及び高砂市企業職員の給与に関する条例において、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、介護時間の新設等について、必要な改正を行うものであります。

高議第7号につきましては、高砂市職員の育児休業等に関する条例において、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正による育児休業等に係る子の範囲の拡大に関し条例で定める者を規定するとともに、国家公務員に係る規定の改正内容に準じ、必要な改正を行うものであります。

高議第8号につきましては、非常勤の鳥獣被害対策実施隊員を置くことに伴い、当該鳥獣被害対策実施隊員の報酬を定めることについて、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するものであります。

高議第9号につきましては、高砂市医療費助成条例及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例において、現行の老人医療費助成事業を見直し、新たな助成制度を創設し、医療費を助成するため、必要な改正を行うものであります。

高議第10号につきましては、高砂市国民健康保険条例において、被保険者相互の費用負担の適正化を図るため保険料率等について、及び国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の減額の対象となる所得の基準について、必要な改正を行うものであります。

高議第11号につきましては、高砂市子ども・子育て会議条例において、子ども・子育て会議が処理する事務に子ども・若者育成支援推進法の市町村子ども・若者計画の作成に関する事務等を加えるため、必要な改正を行うものであります。

高議第12号につきましては、高砂市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する条例において、児童福祉法の一部改正に伴い、同法の引用条文を改めるものであります。

高議第13号につきましては、高砂市介護保険条例において、低所得である第1号被保険者の介護保険料の公費の投入による軽減を継続することに伴い、必要な改正を行うものであります。

高議第14号につきましては、高砂市市営住宅条例において、今市第3住宅の用途の廃止並びに中筋第1住宅、美保里第1住宅、美保里第2住宅、末広住宅及び時光寺住宅の設置戸数の変更に伴い、必要な改正を行うものであります。

高議第15号につきましては、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく告示の一部改正及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部の施行に伴い、高砂市手数料条例の一部を改正するものであります。

高議第16号につきましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部の施行に伴い、高砂市建築手数料条例の一部を改正するものであります。 

(2)平成28年度関係

平成28年度関係としましては、予算議案8件を提案しております。 

一般会計におきまして、主なものについてご説明いたします。

総務費では、戸籍住民基本台帳事務事業におきまして、現在の個人番号カードの発行状況に鑑み、国において平成28年度個人番号カード交付事業費補助金が平成29年度へ繰越されることに伴い、個人番号カード等関連事務交付金を減額補正するとともに、併せて繰越明許費をお願いするものでございます。

民生費では、国民健康保険事業におきまして、一般被保険者高額療養費、高額医療費拠出金が当初の見込みを上回るため、国民健康保険事業特別会計特別繰出金を計上しております。

地域介護・福祉空間整備等補助事業におきましては、既存高齢者施設等における防犯対策の強化に要する経費を支援するための補助金を計上しております。

子ども・子育て支援事業における障がい児保育事業、延長保育事業、一時預かり事業、病児保育事業につきましては、利用者数の増加により、特別保育事業費補助金及び地域子ども・子育て支援事業補助金の増額補正をお願いしております。

保育所建設事業における梅井保育園整備事業につきましては、先の第1回臨時会において、新たな園舎用地を買収するための準備経費の議決をいただきました。この梅井保育園整備事業におきまして、その設計業務における委託料の減額補正及び債務負担行為の取下げを行うとともに、併せて繰越明許費をお願いしております。

衛生費では、市民病院事業の決算見込みにより、単年度資金不足が発生することから資金不足を補てんするための病院事業会計繰出金を計上しております。

商工費では、高砂・堀川周辺地区整備事業におきまして、堀川周辺地区建物等基本計画の方針に基づき、工楽家旧宅及び関連する周辺を歴史・文化・観光の拠点として整備いたします。そのため、工楽家旧宅の関連施設として、駐車場及び多目的便所の整備に要する設計委託料並びに工事請負費を計上しておりますが、年度内での執行が困難であるため、併せて繰越明許費をお願いしております。

土木費では、橋りょう耐震化事業におきまして、高砂大橋耐震補修に対する大規模修繕・更新補助金を有効活用するため、高砂大橋の耐震化に要する工事請負費を計上しておりますが、年度内での執行が困難であるため、併せて繰越明許費をお願いしております。

教育費では、工楽松右衛門旧宅保存整備事業におきまして、引き続き実施する工楽家旧宅の第2期整備工事に要する施工監理委託料及び工事請負費を計上しております。また、高砂・堀川周辺地区整備事業におきましては、江戸時代に工楽家旧宅の東側に位置した、旧南堀川の護岸石垣・雁木等の発掘調査及び遺跡整備に要する委託料及び工事請負費を計上しております。これらの事業におきましては、年度内での執行が困難であるため、併せて繰越明許費をお願いしております。

広域ごみ処理事業特別会計では、広域ごみ処理施設周辺整備事業におきまして、年度内の完了が見込めないことから繰越明許費をお願いしております。

下水道事業会計では、終末処理場建設費におきまして、社会資本整備総合交付金を有効活用するため、高砂浄化センター雨水ポンプ施設建設工事委託料の増額補正をお願いしております。

その他、各会計におきまして年度末での精査が主なものとなっております。 

8.その他 

なお、本会期中におきまして、条例議案として、高砂市市税条例の一部を改正する条例を定めることについて及び高砂市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を定めることについて、予算議案として、平成28年度一般会計補正予算及び平成29年度一般会計補正予算、人事案件として、固定資産評価審査委員会委員の選任同意について及び教育委員会委員の任命同意について、追加提案を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 

9.むすび 

以上が平成29年度市政運営にあたっての私の考え方及び主要な施策の概要であります。

審議に際しましては、各担当からより詳しく説明いたしますので、よろしくご審議いただき、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。

 

これまでの施政方針・提案内容の概要説明

平成29年度施政方針・提案内容の概要説明 [495KB pdfファイル]

平成28年度施政方針・提案内容の概要説明 [581KB pdfファイル]

平成27年度施政方針・提案内容の概要説明 [565KB pdfファイル]

平成26年度施政方針・提案内容の概要説明 [503KB pdfファイル]

平成25年度施政方針・提案内容の概要説明 [506KB pdfファイル]

平成24年度施政方針・提案内容の概要説明 [497KB pdfファイル]

 

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