高砂市史第一巻「通史編 地理・考古・古代・中世」

(第五回配本)

◇特徴◇

 第五回配本の第一巻は、地理では、高砂市域とその周辺地域の地形・地質の特色と、地形発達史からみた高砂の位置を最新の研究成果に基づいて叙述しています。考古では、旧石器時代後期に高砂市域で人々が生活していた事実から始まり、縄文、弥生、古墳時代にかけて、市域に生きた人々の歴史的営みを考古資料による実証と考察に基づいて叙述しています。古代では、兵庫県域さらには西日本全体をも視野にいれて叙述し、畿内と西国の中間に位置する高砂地域の歴史的役割や、政治的、経済的、文化的な特質を詳細に示しています。中世では、平氏政権期から鎌倉、南北朝、室町、戦国時代までの中世史と、近世史の始まる織豊政権期にいたるまでを叙述しています。また、高砂市のシンボルともいえる謡曲「高砂」の物語としての内容やその成立、変遷についてもとりあげています。

◇内容◇

A5判 本文792ページ 全4章

第一章 高砂の大地の成立とその変遷
 第一節 高砂市域の位置ならびに周辺の地形・地質
 第二節 西摂津・東播磨各地の段丘の地形
 第三節 『高砂市史』第四巻の付図にみるいなみの台地  
 第四節 高砂市域の地形と表層地質
 第五節 第四紀地史における高砂の位置

第二章 旧石器時代から古代国家のできるまで
 第一節 石のナイフを使った人たち(旧石器時代)
 第二節 海と山をめぐる人々(縄文時代)
 第三節 稲作社会では(弥生時代) 
 第四節 山上の古墳(古墳時代前期)
 第五節 豪族たちと竜山石の登場(古墳時代中期)
 第六節 横穴石室墳の主たち(古墳時代後期)
 第七節 石宝殿と竜山石工人たち 

第三章 古代の高砂地域
 第一節 古代国家の形成と高砂地域
 第二節 律令制下の高砂地域
 第三節 平安時代の高砂地域

第四章 中世の高砂地域
 第一節 鎌倉時代の高砂
 第二節 南北朝・室町時代の高砂
 第三節 戦国・織豊時代の高砂
 第四節 「兵庫北関入船納帳」にみえる「魚崎」と伊保
 第五節 高砂の中世文化

付図 
    地形分類鳥瞰図

◇執筆者◇

西本昌弘(関西大学教授)
野田泰三(京都光華女子大学教授)
田中眞吾(神戸大学名誉教授)
間壁葭子(神戸女子大学名誉教授)
大谷節子(神戸女子大学教授)
藤田裕嗣(神戸大学教授)
原田正俊(関西大学教授)
樋口健太郎(神戸大学大学院人文学研究科学術推進研究員)

監修
今井修平(神戸女子大学教授)