はじめに

  近年、地球の温暖化は、異常気象や海面上昇など目に見える形で顕在化しています。地球温暖化は、人類の生存基盤を脅かす最も重要かつ緊急課題の一つとなっており、このまま進行すると高砂市への影響も心配されます。

 このような状況の中、2011年3月11日の東日本大震災がもたらした原発事故により、我が国のエネルギー供給体制は重大な岐路に立っており、省エネルギー行動の強化徹底はもとより、早急な新エネルギー・再生可能エネルギー対策の推進など抜本的なエネルギー転換も求められています。

 市では、地球温暖化対策に地域全体で取り組むため、「たかさご未来エコプラン」と題し、平成24年3月に高砂市地球温暖化対策実行計画を策定しました。

 

地球温暖化対策実行計画の目的・目標

 高砂市の地域特性を踏まえ、地球温暖化に関する種々の課題とその対応策や事業実施のための方針を示し、市、事業者、市民が協働して地球温暖化施策を推進できる体制をつくっていくことを目的としています。

 具体的な高砂市の温室効果ガス排出量削減目標は以下のとおりです。

短期目標

2015(H27)年度までに1990(H2)年度比15%以上の削減をめざします

中期目標

2020(H32)年度までに1990(H2)年度比20%以上の削減をめざします

長期目標

2050(H62)年度までに1990(H2)年度比30%以上の削減をめざします

 

地球温暖化対策の5つの重点行動

 地球温暖化対策を確実に推進するために、5つの重点行動を定めました。

1.国・県・市の連携による地球温暖化対策の推進

  国の対策や県の推進計画に市も連携しながら地球温暖化対策を推進します
  •   地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく施策の推進
  •   国の地球温暖化対策に係る中長期ロードマップに基づく対策の推進
  •   次期兵庫県地球温暖化防止推進計画の推進
  •   高砂市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の推進   ほか

2.省エネ・省CO2行動の推進

   すすんで環境にやさしい生活(エコライフ)に取組み、省エネ・省CO2行動を実践しましょう
市民の皆さまに取組んでいただきたいこと
  •  太陽光発電、ペレットストーブなどの再生可能エネルギーを導入しましょう。
  •  家電の買い替え時には、LED電球や高効率給湯器(エコキュート、エコジョーズ等)など省エネルギー効率の高い製品を購入するとともに、製品の生涯エネルギー消費量も考慮して購入しましょう。
  •  夏涼しく冬暖かい地中熱を利用した空調システムを導入したり、断熱性の高い素材を用いた住宅を新築・改築したりすることで、エアコン等の使用を控えましょう。
  •  冷暖房の温度を、適切に設定し、着るものでできるだけ調節しましょう。
  • 「うちエコ診断」など、家庭のエネルギーの「見える化」を図りましょう。
  •  外出時にはマイカーの使用を自粛しましょう。
  •  自動車の運転時には不要なアイドリング、急発進、急加速は避けるなど、エコドライブを実践しましょう。  ほか

事業者の皆さまに取組んでいただきたいこと
  •  事業所の立地や設備、施設を活かした廃熱利用や再生可能エネルギー設備の導入を図りましょう。
  •  電気設備における電力利用効率を高める機器を導入しましょう(高効率モーター及びインバータ機器〔コンプレッサ、ポンプ、ファン〕)。
  •  熱利用設備における熱利用効率を高める機器を導入しましょう(高効率工業炉、高効率ボイラー他)。
  •  空調、給湯、厨房の各分野における高効率ヒートポンプシステムの導入、コージェネレーション(熱電供給システム)の導入を図りましょう。
  •  OA機器等を購入するときは、省エネルギー効果の高いものを選びましょう。
  •  建築物の新築や大規模改修の際には、断熱材や複層窓を用いる等、冷暖房の使用を軽減できるような工夫をしましょう。
  •  製造工程におけるEM(エネルギーロス・ミニマム)活動の実施など工場における運用改善等による省エネルギーに努めましょう。
  •  冷暖房の温度設定の適正化などオフィスや店舗等での省エネ・省CO2行動を徹底しましょう。
  •  荷物の積み降ろし時や時間待ち、客待ち時のアイドリング・ストップの励行、発進する5秒間のふんわりアクセルeスタートの実践など社員へのエコドライブの実践を徹底しましょう。
行政が取り組んでいくこと
  • 国や県の施策と連携した支援制度を継続します。
  • 事業者への再生可能エネルギー設備設置補助等の助成制度の情報提供(※)により、事業所への再生可能エネルギー設備の導入を促進します。
  • 太陽熱温水器、高効率ヒートポンプシステム(電気・ガス)の普及を促進します。
  • 環境マネジメントシステムを推進し、省エネ・省CO2化、環境負荷の低減に配慮したまちづくりを推進します。
  • 省エネ型蛍光灯やLED電球への切り替え、高効率給湯器(エコキュート、エコジョーズ等)の普及など省エネ・省CO2機器の積極的な購入を促進します。
  • グリーン家電普及促進事業による省エネ家電製品の普及を促進するとともに、住宅版エコポイント制度によるエコ住宅の新築やエコリフォームの普及を促進します。
  • ホームページや啓発冊子、イベントの開催等による情報提供を実施します。
  • エコカーフェアの開催等による情報提供を実施するとともに、公用車へハイブリッド自動車などのエコカーを導入します。
  • 環境に関する研修や講座等を行い、人材育成を行う仕組みづくりを検討します。

※環境に関する兵庫県の助成と融資に関しては兵庫県の環境のホームページをご覧ください。

3.地域ぐるみの取組みの推進

  人と人、活動と活動がつながる地域ぐるみの取組みを進めましょう
 市民の皆さまに取組んでいただきたいこと
  • 使い切る、食べ切る、ごみの水気を切るなど生ごみの減量化に努めるとともに、コンポスト容器などを活用した生ごみの堆肥化を実践しましょう。
  • 不用になったものは、知人に譲ったり、フリーマーケットに出すなどの相互活用に努めましょう。
  • 古新聞、段ボール、牛乳パック等の資源回収に協力するとともに、PTAや自治会などが実施している集団回収などへも参加協力しましょう。
  • 生ごみなどの堆肥を用いた身近な緑化や生垣の設置、庭木の植栽、緑のカーテン等による住宅における緑化を推進しましょう。
  • 公園や緑地、道路、学校等の樹木や草花を大切にするとともに、地域の美化活動に積極的に参加しましょう。
  • パークアンドライドや時差出勤、道路交通情報を活かした渋滞緩和に協力しましょう。
事業者の皆さまに取組んでいただきたいこと
  • 再使用(リユース)や再生利用(リサイクル)が可能な商品の製造、再生資源を使用した商品の開発、利用を推進しましょう。
  • 生ごみ、木くず等有機物の再資源化、飲食店等の廃てんぷら油の回収、再資源化など地域資源の利活用に努めましょう。
  • 再生品・グリーン製品の使用に努めましょう。
  • 工場の店舗等の屋上や壁面の緑化、緑のカーテン等を実践しましょう。
  • ボランティアへの参加や地域活動との連携など、環境パートナーシップによる美しいまちづくりに協力しましょう。
  • 社内におけるノーマイカーデー設定など企業独自のエコ通勤に努めましょう。
  • 自転車通勤を奨励するとともに、近くの用へは自転車を使用するようにしましょう。
  • トラックから鉄道や船舶等への輸送機関のシフト、共同輸配送や配送システムの情報化、集積化による配送効率の向上、製品積載率の向上による物流の省エネ化など物流の効率化を図りましょう。

行政が取り組んでいくこと
  • ごみ適正排出の啓発及び再資源化ごみの集団回収の助成金等によるごみ減量化対策を推進するとともに、ごみ分別の細分化、ごみの有料化等の検討を行い、ごみ減量化を促進します。
  • 生ごみ減量のために、生ごみ堆肥器導入費補助を導入します。
  • 5R行動を推進します。
    「5Rとは:Reduce(リデュース=廃棄物の発生抑制)、 Reuse(リユース=再使用)、Recycle(リサイクル=再資源化)、Refuse(リフューズ=不要なものを受け取らない)、Repair(リペア=修理して長期間使う)
  • 緑のカーテンなど壁面緑化や屋上緑化、駐車場の芝生化など緑化に係るアドバイス等情報提供の強化に努めるとともに、緑化に係るキャンペーン等の普及啓発を図ります。
  • 地域の美化、緑化に取組む市民、事業者の活動を支援します。
  • 森林が活力を取り戻し、本来持つ公益的機能が高度に発揮されるよう森林整備を行うとともに、林地残材等の活用を促進します。
  • 電気自動車や天然ガス自動車の普及のため、電気自動車充電スタンド及び天然ガスステーションの整備を促進します。
  • 駅前広場の整備・拡充や公共交通と道路交通との連携強化など、バス利用の利便性向上等により、公共交通機関の利便性向上に努め、利用を促進します。
  • トラックから鉄道や船舶等への輸送機関のシフト、共同輸配送や配送システムの情報化、集積化による配送効率の向上、製品積載率の向上による物流の省エネ化など物流の効率化を促進します。

4.事業者の環境行動の推進

  事業者は省エネ・省CO2対策や地域住民との環境への取組みを実践しましょう
事業者の皆さまに取組んでいただきたいこと
  • ISO14001の認証取得、エコアクション21の採用など、環境マネジメントシステムの導入と適切かつ効果的な運用を図りましょう。
  • 改正省エネ法に基づく的確な運用管理を行うとともに、積極的にESCO事業を導入しましょう。
  • 経費削減とともに効果的なエネルギー利用を図るため、企業向け省エネ診断を受診しましょう。
  • グリーン購入ネットワーク等を活用したグリーン調達を実践しましょう。
  • 独自のエコポイント制度の導入や、地域商店街等との連携によるエコポイント制度、環境配慮指定店エコストアー(エコ商品販売、簡易包装、マイバッグ等)へ積極的に参画しましょう。
  • 地域の農水産業の生産者と消費者及び食品事業者との地産地消推進の仕組みづくりを進め、輸送にかかるエネルギー消費の低減を図りましょう。
  • 経営資源を活かした環境にやさしい製品の取り扱いを検討するとともに、社内での顕彰制度の創設(環境トップランナー表彰等)を検討しましょう。
  • 職場における環境教育の充実、環境保全についての専門的な知識や資格を持った社員の育成に努めましょう。
  • 市の「エコ教室(見学・出前教室)サポートガイド事業」に積極的に参画し、地域での環境教育を推進しましょう。
  • 環境報告書やホームページ等による環境活動の情報公開、地球温暖化防止に関する基本方針や行動指針、マニュアル等の作成を通して環境管理体制を強化しましょう。

行政が取組んでいくこと 
  • ノーマイカーデー、マイバス・マイ電車の日の普及を進めます
  • 環境関連規格(ISO14001、エコアクション21等)の取得を促進します。
  • 省エネ・省CO2型事業所の普及を進めます。
  • グリーン購入ネットワーク等の活動支援を行うとともに、グリーン購入ガイドラインの提供等による取組みを支援するなどグリーン購入の普及を進めます。
  • 地域商店街等との連携によるエコポイントの導入を検討します。
  • 地域での「エコ教室(見学・出前教室)サポートガイド事業」を進めます。

5.市役所の率先的な活動

  市役所みずからが積極的に環境に配慮した取組みを実践します
  • 省エネ・省CO2の施策や公共施設における省エネ・省CO2を考慮した改修工事を計画し、実施していきます。
  • 公共施設の省エネ・省CO2化のためにESCO事業の導入を検討します。
  • 主要幹線道路をはじめとした道路交通体系の整備等により、渋滞解消等交通流の改善をめざし、燃費のよい走行速度の確保に努めます。
  • 自転車道の整備の検討など安全な歩行者・自転車ネットワークの形成により、自動車利用からの転換を図ります。
  • 「私たちの手で、できることから地球温暖化防止を」をスローガンとし、市庁舎や学校などの公共施設で壁面緑化を実施するとともに、希望者へのゴーヤの種配付などによる普及を進めます。
  • 地元企業と連携し、高砂市環境学習プログラム「エコ教室サポートガイド事業」を推進するとともに、環境フェア等の実施による環境保全の啓発に努めます。

太陽光発電パネル LED電灯

たかさご未来エコプランのダウンロード

概要版

概要版のPDFファイルはこちらです⇒たかさご未来エコプラン・概要版.pdf [1822KB pdfファイル] 

本編(全編一括)

たかさご未来エコプランの全編(71ページ)はこちらです⇒たかさご未来エコプラン・本編.pdf [3608KB pdfファイル] 

本編(各章ごと)・資料編

・表紙(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・表紙.pdf [467KB pdfファイル] 

・はじめに(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・はじめに.pdf [234KB pdfファイル] 

・目次(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・目次.pdf [110KB pdfファイル] 

・第1章(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・第1章.pdf [924KB pdfファイル] 

・第2章(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・第2章.pdf [1185KB pdfファイル] 

・第3章(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・第3章.pdf [1207KB pdfファイル] 

・第4章(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・第4章.pdf [1214KB pdfファイル] 

・資料編(PDF)⇒たかさご未来エコプラン・資料編.pdf [2793KB pdfファイル] 

※市役所本庁環境政策課及び情報公開コーナー、図書館、各市民サービスコーナー、各市民コーナー、各中小学校の図書室にも置いています。

 

高砂市のロードマップ(進捗管理)

たかさご未来エコプランでは、(1)エコカー、(2)高効率給湯器、(3)住宅用太陽光発電、(4)庁舎の省エネ・省CO2改修、について目標を設定しており、進捗管理を行います。

 

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