1.はじめに

 合流式下水道は、汚水と雨水を同一の下水道管で集水し、合わせて処理・排除する方式であり、汚水と雨水の対策を同時に経済的かつ速やかに進められるため、早くから下水道事業に取り組んできた多くの都市で採用されています。
 しかし、近年、合流式下水道においては大雨時に雨水で薄められた汚水の一部が、公共用水域へそのまま放流されることによって水環境に悪影響を与えることが全国的に問題となっています。
 本市では、高砂処理区のうち68haが合流式下水道で整備されており、同様の問題に対処するため、平成23年度に合流式下水道緊急改善計画を策定し、平成25年度に高砂浄化センターにおいて対策工事を実施しました。
 

 2.合流式下水道の区域図

     合流式下水道の区域図 [522KB pdfファイル] 
 

 3.改善の目標の内容

 良好な水環境を維持し、公共用水域の水質を保全することを目的として、「未処理放流水の放流回数を半減させること」を目標に掲げ、高砂浄化センターにおいて対策工事を実施しました。
 

 4.改善の対策の内容(高砂浄化センター)

・雨水滞水池の整備(既存の分流処理施設(反応タンク1池と最終沈殿池1池)を雨水滞水池に改造し、初期雨水を貯留)
・沈殿池の整備(既存の最初沈殿池の嵩上げ)
・消毒施設の整備(簡易処理用次亜塩素注入ポンプの設置)
 

 5.改善の概要図(高砂浄化センター)

    改善の概要図 [380KB pdfファイル]  
 

 

 6.事後評価結果 

 本市では平成25年度末に合流式下水道緊急改善事業が完了し、その事後評価として、平成2810月に学識経験者に事業結果に対する意見聴取を行い、平成2811月に事業評価シートを国土交通省に提出しましたので、その内容を公表します。

    事業評価シ-ト_高砂市(高砂処理区).pdf [124KB pdfファイル] 

 

 

 7.住民の皆様へのお願い

7-1  豪雨時のお願い
  近年、「ゲリラ豪雨」とも言われる局所的な集中豪雨により、全国各地で浸水被害が発生しています。
  豪雨時には、下水道管が満水に近い状態になっていることが多く、円滑な雨水排除を行うため、「お風呂の残り湯」や「洗濯の排水」は、雨が止んでから流していただくなどご協力をお願いします。
7-2  雨水貯留タンクの設置について
  雨水貯留タンクとは、屋根に降った雨を雨どいを通して集め、一時的にためておくもので、豪雨時に側溝、下水道管などへ流れ込む雨水を減らし、浸水被害の軽減につながるものです。
  また、雨水貯留タンクにたまった雨水は、花や植木の水やり、打ち水などに利用できます。
  平成28年度から、雨水貯留タンク設置費用の一部を治水対策室にて助成していますので、雨水貯留タンクの設置のご検討をお願いします。