危ない!!熱中症
熱中症から命を守る、その予防と対処方法
わたしたちの体には、暑くなると末梢の血管を広げたり、汗をかいたりして体温を下げようとする調整機能が備わっています。
しかし、この調整機能がうまく働かなくなると体内に熱がこもり、やがてめまいや不快感、意識障害などの症状があらわれます。
熱中症による死亡数は増加傾向にありあなどることは禁物です。高齢者は、重症化しやすいため、とくに注意が必要です。
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境下において、体内の水分及び塩分(ナトリウム等)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称で、めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐(おうと)・倦怠(けんたい)感・虚脱感、意識障害・痙攣(けいれん)・手足の運動障害、高体温などの症状が現れます。
(参考)人口動態統計月報(概数)の平成22年7~9月分における熱中症による死亡者数は、1,648人(※)となっています。(※ 労働者以外も含む人数)
気をつけたいのはこんなとき
熱中症が起こるのは、炎天下とは限りません。
むしろ、室内で重症化する例が多くなっています。どんな環境、体の時に熱中症になりやすいかを知って、熱中症の危険から身を守りましょう。
<環 境> <場 所>
○ 気温が高い、湿度が高い ○ 運動場 ○体育館
○ 急な気温の上昇 ○ 工事現場 ○浴室
○ 風通しが悪い ○ 田畑やゴルフ場など日陰のない場所
○ 日差しが強い ○ 閉め切った車内、室内
○ 気密性の高い建物の最上階など
<なりやすい人>
○ 高齢者、障がいのある人 ○ 乳幼児 ○ 肥満の人
○ 寝たきり・認知症の人 ○ 暑さになれていない人
○ ふだんから運動していない人 ○ 寝不足・体調が悪い人
○ 厚着をしている人 ○ ひとり暮らしの人
熱中症を予防する6つのポイント
1.暑さを避ける
○できるだけ高温多湿、炎天下での外出は控え、日陰を選んで歩く
○外出時には、日傘、帽子を
○室内ではクーラーや扇風機を利用する、めやすは室温28℃
2.涼しい服装
○通気性がよく、吸汗、速乾性がある衣服を選ぶ。肌着からビジネススーツまで、いろんな商品が開発されているのでチェック
○熱を吸収しやすい黒の服は避ける
○襟元をしめると熱や汗が逃げにくくなるため、できるだけゆるめる
3.こまめな水分補給
○軽い脱水症状のときは、のどの渇きを感じないため、のどが渇いたと感じる前に飲む ※アルコールは水分を排泄する作用があり、注意!!
○たくさん汗をかいたら、水分だけでなく塩分も補給する
4.急に暑くなる日に注意!!
○暑くなりはじめ、急に暑くなった日は危険。梅雨明け後の数日間は要注意!
○猛暑日や熱帯夜が3~4日続いた頃に熱中症は急増する。
5.暑さに備えて体力づくり
○ふだんからウオーキングなどで汗をかく習慣を
○食欲がない時は、口当たりのよいものを選び、食事は欠かさない
6.体調にあわせて行動する
○朝食や水分をとらずに、暑いところで活動することは避ける
○寝不足や二日酔い、風邪、下痢の状態、心臓・肺・腎臓機能が低下している人は熱中症になりやすいため、暑いところでの活動は注意する。
※自律神経や循環機能に影響のある薬を服薬中の人も注意
熱中症を疑ったらすぐ対処を!
重度の熱中症は死に至ることもあります。
屋外だけでなく、室内でもおこるものと認識してください。
すばやい判断と応急処置が命を救います。
< 熱中症のサイン >
軽度(Ⅰ) ⇒ 中度(Ⅱ) ⇒ 重度(Ⅲ)
○ めまい、 ○ 頭痛 ○ 意識がない
立ちくらみ ○ 吐き気 嘔吐 ○ 痙攣、まっすぐ歩けない
○ 大量の汗が ○ 体がだるい、ぼんやり ○ 呼びかけても返事がおかしい
止まらない して、力が入らない
○ 筋肉痛、 ○ 体にさわると熱い
こむらがえり
< 熱中症かな?とおもったら・・・チェック!! >

熱中症を疑う症状はありますか →ない
↓ ある
意識はありますか → 意識がない・返事がおかしい → すぐに救急車をよぶ
↓ 意識はある ↓
涼しい環境へ避難してください 涼しい環境へ避難してください 脱衣・冷却してください 脱衣・冷却してください
水分を自分で摂取できますか ※意識がないときに水を飲ませると
↓ できる と肺や気管に入る恐れがあり危険。
水分と塩分を摂取してください 無理に飲ませないこと
冷えたものがよい ↓
※水分と塩分を摂取にはスポーツ ↓
ドリンクが最適。食塩水でもよい
(1ℓの水に1~2gの食塩) ↓
↓ ↓
↓ 回復しない ↓
回復しましたか → → → 医療機関へ搬送してください
↓ はい
☺
参 考
◎ 総務省消防庁 熱中症対策リーフレット



