今はすっかり景色は変わってしまいましたが、その昔、南部の海岸線に広大な塩田が続いていました。高砂、荒井、梅井、曽根、北脇、西浜などの塩田で、古いものでは鎌倉時代に始まり、江戸中期が最盛期でした。

 その塩田の水路などに、晩秋の頃、群落となって咲いていた可憐な白い花が県花のじぎくです、この名は著名な植物学者の故牧野富太郎博士が命名したもの。時代とともにめっきり数は減りましたが、今も市内の鹿島川沿いや日笠山などでその姿を目にすることができます。

写真 のじぎく